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| Updated 01/04/09 |
私たちの回りに、存在する問題を描いた作品を、ご紹介します。 全く趣の異なった2作品ですが、考えさせられる事、請け合いです。 |
| #10 |
| アメリカン・ヒストリーX -American history X- |
1998・アメリカ 監督;トニー・ケイ 出演;エドワード・ノートン エドワード・ファーロング |
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デビュー作”真実の行方”で、アカデミーにノミネートされてからというもの、エドワード・ノートンが出る作品には、必ず話題がつきまといます。 この作品でも、アカデミーにノミネートされていますから、彼の素晴らしい演技を、是非、堪能して下さい。 父を黒人に殺害されたデレク(エドワード・ノートン)は、その事件をきっかけに、過激な白人至上主義−ネオナチ運動に、のめり込んでいった。 ある夜、デレクの家に黒人3人の強盗グループが忍び込む。 デレクは彼らに向けて発砲、2人が死亡して、彼は服役する事になった。 デレクは服役中、白人至上主義の矛盾や、黒人たちとのふれあいを通して、次第に本来の自分を取り戻してゆく。 そして3年後、別人のようになったデレクは、弟ダニー(エドワード・ファーロング)と再会。 事もあろうに、ダニーはデレクが服役中に、ネオナチ・グループに加入し、兄と同じ道を歩もうとしていたのだ。 デレクは、弟を更生させるため、白人と黒人の抗争勃発の阻止に奔走するが・・・。 父が殺害された事をきっかけに、その怒り、憎しみを黒人に向けるデレク役のエドワード・ノートン、そして兄を慕い、兄のようになりたいと憧れるダニー役のエドワード・ファーロング、この2大ハリウッド俳優の演技が、本当に素晴らしい! 心情的な動きを巧みに表現しつつ、アメリカ社会に、今なお残る人種差別を正面から描いています。 ハリウッド映画のテーマ的には、よくある内容ですが、それでも私たち日本人には、なじみの薄いテーマですよね。 この映画には、今、アメリカにある現実、それ以外の何もありません。 だからこそ、観る者を考えさせるのだと、思います。 重い作品だからといって敬遠せず、彼らのメッセージを聞いてみませんか? |
| Reeのお勧め度 |
| 電話で抱きしめて -Hanging up- |
2000・アメリカ 監督;ダイアン・キートン 出演;メグ・ライアン ダイアン・キートン |
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ノーラ・エフロン製作のこの映画、監督したのは出演もしているダイアン・キートン。 女優としても、素晴らしい素質を持っている彼女の、監督としての腕前は、いかに? イヴ(メグ・ライアン)は、小さいながらもイベント・プロデューサーの会社を切り盛り、主人と一人息子と共にL.A.で暮らしている。 そんなイヴを今日も悩ませるのは、父の存在。 母と離婚してからというもの、酒におぼれ数々の事件を起こして来たが、今度は老人性痴呆症の疑いで検査入院する事に。 イヴの姉で長女のジョージア(ダイアン・キートン)は、女性誌の編集長を務める、バリバリのキャリア・ウーマンで、父の事はちゃっかりイヴに押しつけ通し。 イブの妹で三女のマディは、かけだしの女優。 電話をかけても休暇中で、誰も父の面倒など見ようとしない。 おまけに仕事でもトラブル発生で、イライラがつのった矢先、病院の駐車場で、医者のオマーのベンツに衝突してしまう。 どんなに忙しい最中でも、イヴ宛の父からの電話、そして姉妹からの身勝手な電話は、途絶える事がない。 自分のパンツも間違える父が、何故かイヴの電話番号だけは忘れず、四六時中、電話をかけてくるなんて・・・。 テンパってしまったイヴは、病院で会ったオマーの母の前で泣き崩れる。 オマーの母は、そんなイヴを抱きしめ、「あなたは、暖かい人よ。たまには電話をはずして、自由になってみたら?」と、アドバイスする。 家に帰ったイヴは、早速、家中の電話をはずしていく。 日常社会では、電話は必要不可欠となった昨今、電話による落とし穴や利便性は、皆さんもよくご存じでしょう。 この映画では、電話で繋がっているという、表面的なものではなく、あくまでも内面的な家族の絆を描いており、だからこそ、この作品をコメディーではなく、ドラマのカテゴリーに載せた訳です。 ダイアン・キートン監督作品は、初めて観ましたが、さすがうまいですね〜。 俳優としての視点を生かした撮り方が、随所にちりばめられています。センスの良さは、折り紙付きですね。 あなたの回りにも起こりうる、親の介護という問題、そして家族の絆を、この映画と一緒に考えてみませんか? |
| Reeのお勧め度 |
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